防犯カメラと防犯タグを使ったアパレルショップの防犯対策。試着室にカメラは設置できる?

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2024.10.07

コラム

防犯カメラと防犯タグを使ったアパレルショップの防犯対策。試着室にカメラは設置できる?

アパレルショップを運営する上で、商品盗難や従業員の管理などのセキュリティ対策は、店舗の信頼性や経営の安定に直結します。

特に試着室や店内の混雑したエリアは、商品が見えづらくなるため盗難のリスクが高まります。
このため、多くのアパレルショップでは、防犯カメラや防犯タグの導入が進められています。

本記事では、アパレル業界向けに効果的な防犯対策として、防犯カメラと防犯タグをどのように活用すればよいかを解説します。

試着室での盗難対策や、カメラとタグの併用による最適な防犯システムの構築方法、従業員や顧客に防犯対策を理解してもらうためのポイントなどを詳しくご紹介します。

アパレルショップにおける防犯対策の重要性
防犯タグの導入で防止できるトラブルとは?
アパレルショップでおすすめの防犯カメラの設置場所
試着室に防犯カメラは設置できる?
試着室の防犯対策を強化するための具体策
まとめ

アパレルショップにおける防犯対策の重要性

アパレルショップは、商品盗難のリスクが高い業界のひとつです。

特に試着室での盗難や店内での窃盗行為は、店舗運営者にとって大きな課題となっています。
衣料品は持ち運びが容易であるため、盗難に遭いやすく、適切な防犯対策が欠かせません。

また、従業員の管理においても、不正行為が発生する可能性があるため、店舗全体のセキュリティを強化する必要があります。

防犯カメラやタグの導入がもたらすメリット

防犯カメラや防犯タグを導入することによって、盗難などのリスクを軽減し、店舗運営の安全性を確保することができます。
また、こうした防犯対策を実施することで、顧客や従業員に安心感を提供し、信頼性の向上にもつながります。

防犯カメラの特徴

防犯カメラを設置することにより、店内の監視が強化され、盗難やトラブルの発生を抑制します。
例えば、店内の死角となる場所や、特に商品が高価なコーナーに設置することで、万引き犯の行動を監視しやすくなります。

防犯カメラが設置されていることで、顧客や従業員に対しても心理的な抑止効果が働き、トラブルの未然防止につながります。
また、もし万が一トラブルが発生した場合、映像が証拠として残るため、迅速かつ適切な対応が可能になります。

防犯タグの特徴

防犯タグは、商品に取り付けられる小型のセキュリティデバイスで、商品が防犯タグの付いた状態で未清算のまま店外に持ち出されると、出入り口に設置されたセンサーがタグを感知し、アラームが鳴る仕組みです。

タグを解除できるのはレジでの精算時のみのため、不正な商品持ち出しが非常に難しくなり、広い店内でも安心して商品を販売できます。
また、防犯タグが商品に付いていること自体にも、万引きの抑止力の効果があります。

防犯タグについて、詳しくは次項をご覧ください。

防犯タグの導入で防止できるトラブルとは?

防犯タグは、アパレルショップにおける商品盗難を防止するために非常に効果的なツールです。

一般的に、防犯タグは衣類やアクセサリーなどの高価な商品に取り付けられ、万引きや試着室内でのタグの取り外し行為を防ぐ役割を果たします。

レジを通さずに防犯タグが店外に持ち出された場合、専用のゲートやセンサーによってアラームが鳴り、従業員に不正行為が即座に通知されます。

効果的に防犯タグを利用するためのポイント

防犯タグの導入によって得られる最大のメリットは、盗難リスクを大幅に減少させる点です。
ただし、効果を最大化するためには、以下のポイントに注意する必要があります。

高価な商品にタグを付ける

特に盗まれやすい高額商品に防犯タグを取り付けることで、万引きの抑止力を高めることができます。
人気のあるブランドやサイズの洋服なども優先的にタグを付ける対象となります。

タグを適切な場所に取り付ける

防犯タグの取り付け位置も重要です。
タグが容易に外されないよう、目立たない場所ではなく、外しにくい箇所に取り付けることで、盗難リスクを減少させます。

タグの種類を選ぶ

アパレルショップで使用されるタグにはいくつかの種類があります。
インクタグやRFIDタグなどの異なるタイプのタグが存在し、それぞれに特定の防犯効果が期待されます。

RFIDタグは、無線周波数を利用して情報をやり取りし、店内のセキュリティシステムと連携して商品の移動を追跡することができます。
一方、インクタグは無理に外そうとするとインクが飛び出し、商品を汚すため、盗難を防ぐ効果があります。

商品タグのメンテナンス

定期的にタグが正しく機能しているかを確認し、電池切れや故障したタグを交換するなどのメンテナンスを行うことも重要です。

タグが作動しない場合、盗難が発生してもアラームが鳴らない可能性があるため、定期的なチェックが推奨されます。

アパレルショップでおすすめの防犯カメラの設置場所

防犯カメラは、顧客や従業員の安全を確保し、盗難やトラブルを防止するために非常に重要な役割を果たします。
防犯効果を最大限に発揮するためのおすすめ設置場所をご紹介します。

店内の出入り口

出入り口は誰が入店し、誰が退店したかを把握するための重要なポイントです。

出入り口にカメラを設置することで、顧客の流れや商品を持ち出そうとする不審な行動を監視できます。
店内に入ってくる人の顔や動きを記録することで、出入口でのトラブルや万引きを未然に防ぐ効果があります。

レジカウンター付近

金銭のやり取りが行われるレジは、トラブルや不正行為が起こりやすい場所です。

レジ周りに防犯カメラを設置することで、従業員と顧客間のトラブルや不正取引などを監視することができ、レジ係の行動も記録することで全体的な管理を強化できます。

店内の主要通路

店内全体の動きを把握するために、主要な通路に防犯カメラを設置しましょう。
顧客がどこでどのような行動を取っているか、商品がどのように扱われているかを監視できます。

主要通路にカメラが設置されていることによって、店内の全体的なセキュリティが強化され、商品の不正な持ち出しや不審な動きを早期に発見することができます。

出入口付近のセキュリティゲート周辺

防犯タグを使用している店舗では、セキュリティゲートが設置されている場合があります。
ゲート付近に防犯カメラを設置することで、商品が無断で持ち出されることを防ぎ、ゲートの反応を利用して盗難を防止します。

バックヤードや倉庫

人の目が届きにくく、商品の出し入れや従業員の動きが集中するバックヤードや倉庫も、盗難や不正行為が発生しやすい場所です。

従業員専用エリアにもカメラを設置することで、従業員の不正行為や商品の不適切な取り扱いを防ぎ、店舗全体の在庫管理を強化できます。

レジカウンター裏

従業員が不正に現金や商品を扱っていないか確認するために、レジ裏にも防犯カメラの設置をオススメします。
レジからの現金盗難や商品の不正取り扱いを防止し、従業員の行動を記録・監視することで、トラブルが発生した際の対策にも役立ちます。

上記に加えて、ポイントとなるのが試着室での防犯カメラの設置になります。
詳しくは次項をご覧ください。

試着室に防犯カメラは設置できる?

試着室は、アパレルショップにおける盗難の温床となりやすい場所です。
顧客が試着中に商品を盗む、あるいはタグを外して持ち去るケースが多く、店員の目が届きにくいエリアであるため対策が難しい場所です。

では、試着室に防犯カメラを設置することはできるのでしょうか?

日本国内ではプライバシー保護の観点から、試着室内に防犯カメラを設置することは厳しく制限されています
そのため、基本的に試着室内への防犯カメラの設置は控えるべきとされています。

試着室の防犯対策を強化するための具体策

前項でお伝えした通り、基本的に試着室内への防犯カメラの設置は控えるべきです。
試着室内への防犯カメラの設置の代わりに、他の防犯対策を講じることが重要になります。

以下に、効果的な防犯対策をいくつかご紹介します

試着室の外に防犯カメラを設置する

試着室の盗難対策として、試着室の周辺や入口・通路などが映るように防犯カメラを設置すると効果的です。
試着室の周辺に設置することで、誰が試着室に入ったのか、またどのタイミングで退出したのかが確認でき、商品が試着室に持ち込まれた前後の様子を監視することができます。

また、顧客が試着室内で取り外しが出来ない、商品タグやセキュリティタグの活用も重要です。

試着室の利用をスタッフが管理する

試着室の管理を徹底することは、シンプルでありながら効果的な防犯対策です。
スタッフが試着室の利用をコントロールすることで、商品数や持ち込んだ商品の確認がしやすくなります。

具体的には以下のような方法があります。

試着室への案内

スタッフが顧客を試着室まで案内し、持ち込む商品を数える、あるいは確認することで、盗難を防止します。
また、顧客が持ち込んだ商品の数と出てきた時の商品の数が一致しているか確認します。

試着時間の管理

長時間の試着は盗難のリスクを高める可能性があるため、試着時間をスタッフが適切に管理することが有効です。
特に不審な動きがあった場合は、スタッフが声かけやサポートを行うことでトラブルを防ぎます。

試着室を工夫する

試着室を少し工夫することで効果的な防犯対策になります。
例えば、以下のポイントに配慮した設置や配置が防犯に役立ちます。

ミラーの設置

試着室内にミラーを設置することで、空間が広く感じられ、盗難行為がしにくい心理的効果を与えます。

試着室の場所

店舗内の目が届きやすい場所に試着室を配置し、スタッフが自然にチェックできるように設計することで、怪しい行動を抑制します。

従業員への防犯教育

防犯対策を万全にするためには、スタッフの適切な教育も欠かせません。
従業員がどのようにして不審な動きを察知し、どのように対応すべきかを知っていることで、盗難リスクを減らすことができます。

防犯意識の向上

定期的な防犯トレーニングを実施し、スタッフが不審な行動に気づく能力を向上させます。

対応マニュアルの整備

万が一不審な行動や盗難が発生した場合に、どのように対応するかのマニュアルを整備し、スタッフ全員に周知徹底することで、迅速かつ適切な対応が可能になります。

まとめ

アパレルショップにおける防犯対策は、店舗の運営において欠かせない要素です。

防犯カメラと防犯タグを効果的に併用することで、試着室を含む店内全体のセキュリティを強化し、盗難リスクを大幅に低減することが可能です。特に、試着室周辺やレジ付近の監視を強化し、商品に防犯タグを取り付けることで、不正な持ち出しやタグの取り外し行為を未然に防ぐことができます。

ぜひ、今回ご紹介した防犯対策を参考に、アパレルショップのセキュリティを強化し、トラブルのない運営を目指しましょう。

キャトルプランでは、お客様の様々な問題に対して、最適な提案をいたします。
アパレルショップの防犯カメラ以外にも、何かお困りごと等ございましたらお気軽にお問合せくださいませ。

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