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2025.10.10
コラム
強風や大雨に備える!防犯カメラを守るための台風対策ガイド

秋は台風が多く、防犯カメラにとっても厳しい季節です。
強風でカメラがズレたり、大雨でレンズが曇ったり、停電で録画が止まったりと、普段は気にならない部分に思わぬトラブルが起こることがあります。
いざという時に映像が残っていなければ、防犯カメラを設置している意味が半減してしまいます。
だからこそ、台風シーズンの前に「設置場所」や「機器の耐久性」「配線や電源の状態」を点検しておくことが欠かせません。
本記事では、台風前に見直しておきたい防犯カメラの設置や耐久性チェック、そして台風後に行うべき確認ポイントをわかりやすく解説します。
| ・台風シーズンに防犯カメラが受けやすい影響 ・防犯カメラ設置場所の見直しポイント ・台風対策に必要な耐久性チェック ・点検・メンテナンスで台風被害を防ぐ ・台風後に必ず確認したいチェックリスト ・まとめ |
台風シーズンに防犯カメラが受けやすい影響
秋は台風が多く、防犯カメラにとっても厳しい環境になります。
強風や大雨の影響で、普段は問題なく動いているカメラが突然トラブルを起こすこともあります。
特に屋外に設置されているカメラは直撃を受けやすく、設置環境や機種によっては故障や映像不良につながるケースもあるため注意が必要です。
強風によるカメラのズレや破損
台風の強い風が当たると、カメラの向きがズレて監視したい場所が映らなくなることがあります。
設置金具が緩んでいると落下の危険もあり、周囲への二次被害を招くおそれもあります。
見た目にはわずかなズレでも、録画映像では大きなブレとして残ることもあるため、固定部分の確認はとても重要です。
大雨・湿気で起こるレンズの曇りや映像不良
雨や湿気はカメラ内部にじわじわと影響を与えます。
レンズが曇って映像が白っぽくなったり、夜間に赤外線が反射して視界が真っ白になってしまうこともあります。
特に古いカメラや防水性能の低い機種では、基盤に水分が入り込んでショートしてしまうケースもあるため、シーズン前に点検しておくと安心です。
停電・通信障害による録画トラブル
台風による停電は、録画データが途切れる大きな原因です。せっかく設置していても、肝心の証拠映像が残らないのでは意味がありません。
また、インターネットを利用したクラウド録画は、通信障害でデータ送信が止まることもあります。
非常時でも録画を続けられるように、電源やネット環境の確認も欠かせないポイントです。
防犯カメラ設置場所の見直しポイント

台風対策は「どこに・どう向けて・どう固定するか」で差が出ます。
専門工具がなくても、“風と水の通り道を避ける”ことを意識するだけでトラブルは減らせます。
雨風を避けられる設置位置の工夫
軒下やひさしの下など、直接の雨粒と横風が当たりにくい場所が基本です。
屋根の端や角は風が巻き込みやすいので、角から半歩~1歩内側に寄せるだけでも安定します。
レンズに雨が乗ると一気に白っぽくなるため、レンズ正面に雨だれが落ちる場所は避けましょう。
別視点からのポイントとして、看板や外灯のすぐ上は乱気流で揺れやすく、夜はまぶしさ(白飛び)も出やすいです。
斜め上や横へずらすと改善しやすいです。
高所・壁面設置時の固定具の確認
強風は、わずかな緩みも大きなズレや落下につながります。
ネジの周りのサビ、金具のぐらつき、壁のヒビは早めに対処してください。
人通りのある場所なら落下防止ワイヤーの追加が安心です。
チェック目の安は軽く手で触れて左右・上下に揺れない、ネジ頭が欠けていない、金具が歪んでいないか。
ひとつでも気になれば締め直し・交換を検討してください。
屋外配線と防水カバーの重要性
雨水はカメラ本体だけでなく配線のつなぎ目からも侵入します。
屋外では防水ボックスや防水カバーを使い、テープでしっかり密着させましょう。
ケーブルは一度下にたるませてから上へ戻すU字(しずく逃がし)の形にすると水の侵入を防ぎやすくなります。
よくあるNGは壁から真っすぐ下ろしてつなぎ目が下向きに露出、配線が屋根の端や雨樋の真下で常に濡れているなどが挙げられます。
こういった場合は防水ボックスで覆い、雨の直撃を避ける位置へ移動してください。
設置高さと周囲環境の工夫
低すぎるとイタズラの対象になり、高すぎると映像がぼやけやすくなります。
出入口なら2.5〜3m程度、駐車場なら3〜4m程度が目安です。
特に台風の強風では木の枝や看板が飛んでくることがあるため、衝突物のリスクが少ない高さ・位置を選ぶと被害を減らせます。
メンテナンスしやすさを考慮した設置
設置時は「点検や清掃が簡単にできるか」も大切な視点です。
脚立で届く位置や、業者が安全に作業できる位置にしておくと、台風後のレンズ清掃や配線確認がスムーズにできます。
逆に、屋根の端や狭い隙間などは点検がしにくく、被害が出ても復旧が遅れやすいので注意しましょう。
台風対策に必要な耐久性チェック

防犯カメラは屋外に設置されることが多く、台風のような過酷な環境に耐える性能が欠かせません。
購入時に確認しておきたいポイントや、既に設置している機種を見直すチェック項目を整理しておくと安心です。
防水・防塵規格(IP規格)の確認
防犯カメラには「IP66」「IP67」などの防水・防塵性能が表示されています。
数字が大きいほど水やホコリに強く、特に台風の大雨に備えるならIP66以上がおすすめです。
屋外に長期間設置しているとゴムパッキンやシーリング材が劣化して防水性が落ちることもあるため、年に一度は状態を確認すると安心です。
耐風圧・耐久性を備えた機種の選び方
強風が吹くと、カメラ本体や金具に大きな負荷がかかります。
耐風設計がされているカメラや、軽量で風の抵抗を受けにくいドーム型のタイプを選ぶと、台風シーズンでも安定しやすいです。
筐体の素材や厚みも耐久性に直結するため、沿岸部や風の強い地域ではより頑丈なモデルを検討すると良いでしょう。
バックアップ電源(UPS・バッテリー)の導入
台風で停電が起きると、肝心な録画が途切れてしまいます。
UPS(無停電電源装置)や内蔵バッテリー付きの機種を用意すれば、短時間の停電でも録画を継続できます。
重要な監視を行っている施設では、停電復旧後に自動で再起動する機能もあわせて確認しておくと、トラブル時の対応がよりスムーズになります。
雷・サージ対策の確認
台風では落雷や電圧の急変による被害も起こりやすくなります。
雷サージは機器内部の基盤を一瞬で壊してしまうため、避雷器(サージプロテクター)やアース接続をしておくと安心です。
特に電源ケーブルやネットワークケーブルを屋外に長く配線している場合は、雷の影響を受けやすいので対策の有無を確認しておきましょう。
点検・メンテナンスで台風被害を防ぐ

どんなに性能の高いカメラでも、日頃の点検やメンテナンスを怠ると台風時に思わぬトラブルが発生します。
特に屋外カメラは風雨やホコリを常に受けているため、シーズン前に簡単なチェックをしておくことが大切です。
台風前に5〜10分程度の確認を行うだけでも、被害を大きく減らすことができます。
レンズの清掃と防曇処理
レンズにホコリや水滴が残っていると、強い雨風の際に映像が大きくにじんでしまいます。
柔らかい布で優しく拭き取り、可能であれば防曇スプレーなどを使うとより安心です。
特に夜間は、赤外線ライトの光がレンズの曇りに反射して真っ白な映像になることがあるため、清掃はシーズン前に必ず行っておきましょう。
配線・コネクタの劣化チェック
台風で最も影響を受けやすいのが配線部分です。
カバーの破れやテープの剥がれは、雨水の侵入を招きます。
つなぎ目のサビや変色がないか、手で軽く動かして緩みがないかを確認しましょう。
防水テープを新しく巻き直すだけでも、故障やショートのリスクを大幅に減らせます。
記録装置やネットワーク機器の確認
カメラ本体だけでなく、録画を保存するレコーダー(NVR・DVR)やネットワーク機器も忘れずに点検しましょう。
停電や瞬間的な電圧変動で機器がフリーズしたり、設定がリセットされるケースがあります。
電源ランプや動作音を確認し、台風前には「正常に録画できているか」「遠隔視聴が問題なく使えるか」を一度試しておくと安心です。
業者による定期点検のメリット
自分で確認できる範囲には限界があるため、年に一度は専門業者に点検を依頼するのもおすすめです。
プロによる点検では、内部の基板の劣化や配線の状態、固定金具の強度なども詳しく確認してもらえます。
特に台風や強風の多い地域では、定期点検を取り入れることで長期的な安心につながります。
費用はかかりますが、故障による修理や買い替えを考えると結果的にコストを抑えられる場合もあります。
台風後に必ず確認したいチェックリスト
台風が過ぎ去ったあと、防犯カメラが正常に動いているかどうかをすぐに確認することが大切です。
外見に問題がなくても、映像が録画されていなかったり、角度がズレていたりするケースは少なくありません。
被害の有無を早めに把握することで、復旧のスピードも大きく変わります。
カメラの角度・映像の正常確認
強風でカメラが動かされ、監視したい場所が映っていないことがあります。
台風後はまず、画面を見ながら角度やズレを確認しましょう。
少しの傾きでも映像範囲が変わってしまうため、必要であれば再調整してください。
録画・通信状態の確認
停電や通信障害の影響で、録画が止まっていたり、クラウドへの映像送信が中断している場合があります。
録画データがきちんと残っているか、遠隔視聴が正常に使えるかを必ず確認しましょう。
異常があれば再起動や再設定を行うことが大切です。
異常があった際の早急な対応方法
もし映像が映らない、録画が残っていないなどの異常を発見した場合は、早めに対応しましょう。
軽度であれば清掃や再起動で解決できますが、落下や水濡れによる故障は自己判断せず、業者に点検や修理を依頼するのが安全です。
放置すると内部のサビや基盤故障が進行してしまう恐れがあります。
周囲の安全確認
台風後はカメラ本体だけでなく、周囲の環境も見直すことが重要です。
飛来物で壁や配線が傷ついていないか、倒木や看板が視界を遮っていないかを確認してください。
環境の変化を放置すると、防犯効果が下がるだけでなく、新たなトラブルの原因になることもあります。
まとめ
台風の時期は、防犯カメラが強風や大雨でズレたり壊れたり、停電で録画が止まったりすることがあります。
だからこそ、設置場所を見直したり、固定具や配線を点検したりして備えておきましょう。
防水性能の高い機種や予備電源、雷対策をしておくと、トラブルが起きても安心です。
ちょっとした準備とチェックを習慣にすることで、台風シーズンでも防犯カメラはしっかり役割を果たしてくれます。
事前の対策と事後の確認を徹底して、安心の監視体制を整えましょう。
キャトルプランでは、お客様の様々な問題に対して、最適な提案をいたします。
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