ドラッグストア防犯の基本とは?防犯カメラと防犯ゲートで万引きを防ぐ考え方

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2026.01.13

コラム

ドラッグストア防犯の基本とは?防犯カメラと防犯ゲートで万引きを防ぐ考え方

ドラッグストアを取り巻く環境は、セルフレジの普及や人手不足などにより、大きく変化しています。

従来のようにスタッフの目や経験に頼った防犯対策だけでは、万引きや未精算といったトラブルに対応しきれない場面も増えてきました。

ドラッグストアは商品点数が多く売場も広いため、死角が生まれやすい業態です。

高単価な医薬品や化粧品、混雑しやすいセルフレジ周辺など、防犯リスクが集中しやすい一方で、過度な警戒は接客品質の低下につながるおそれもあります。

本記事ではドラックストアの防犯をテーマに、防犯カメラと防犯ゲートを中心として、トラブルが起こりやすい場面や設備の役割、設置・運用の考え方まで実務目線で分かりやすく解説します。

ドラッグストアで防犯対策が重要な理由
ドラッグストアで多い防犯トラブルの例
防犯カメラがドラッグストア防犯に有効な理由
ドラッグストアにおける防犯カメラの設置ポイント
ドラッグストアにおける防犯ゲートの役割
防犯カメラと防犯ゲートを組み合わせるメリット
ドラッグストアの防犯対策は「導入後の運用」が重要
まとめ

ドラッグストアで防犯対策が重要な理由

ドラッグストアは日用品から医薬品、化粧品まで幅広い商品を扱っており、来店客数も多いため、万引きなどの被害が発生しやすい業態です。

特に商品点数が多く通路も広い店舗では、スタッフの目が行き届きにくく、気づかないうちに被害が積み重なってしまうケースも少なくありません。

また、人手不足やセルフレジの普及により、従来のように「人の目」だけで防犯を行うことが難しくなっています。

高単価な医薬品や化粧品は狙われやすく、被害が継続すると店舗の利益だけでなく、在庫管理や業務効率にも影響を与えます。

万引き対策として常に警戒を強めることは、スタッフの精神的負担につながり、接客品質の低下を招くおそれもあります。

こうした背景から、ドラッグストアの防犯対策では、防犯カメラや防犯ゲートを活用した人に頼りきらない仕組みづくりが重要になっています。

ドラッグストアで多い防犯トラブルの例

ドラッグストアでは、売場の広さや商品構成、来店客層の幅広さから、さまざまな防犯トラブルが発生しやすい傾向があります。


ここでは、現場で特に多く見られる代表的なトラブルを整理して紹介します。

高単価・小型商品の万引き

ドラッグストアでは、化粧品、医薬品、健康食品、替刃など「小さくて単価が高い商品」が狙われやすい傾向があります。

商品を手に取る行為自体は自然なため、スタッフが不審かどうかを判断しにくく、被害に気づいた時にはすでに手遅れになっているケースも少なくありません。

棚配置や売場構造による死角

商品棚が高い、通路が広い、POPや什器が多いといった売場構造は、どうしても死角を生みやすくなります。

特に混雑時はスタッフの目が分散しやすく、特定エリアの監視が手薄になることで、防犯リスクが高まります。

セルフレジ周辺での会計トラブル

セルフレジを導入している店舗では、未精算や読み取り漏れといったトラブルが発生しやすくなります。

意図的な不正だけでなく、「操作に慣れていない」「急いでいた」といった理由によるミスも多く、現場では注意喚起や確認対応に追われがちです。

出入口付近で起きやすい持ち出し行為

出入口周辺では、カゴ抜けや会計前のままの持ち出し、精算後に別商品を追加して退店するといったケースも見られます。

レジ待ちや混雑に紛れて起こるため、スタッフが確信を持って声をかけにくい点が課題です。

複数人による役割分担や判断しづらいケース

複数人で来店し、一人が店員の注意を引きつけている間に別の人が行為を行う手口もあります。

また、常連客や高齢者など、見た目だけでは疑いにくいケースもあり、スタッフ個人の判断に頼る防犯には限界があります。

防犯カメラがドラッグストア防犯に有効な理由

防犯カメラは、万引きなどの被害を「記録する」だけでなく、「起こりにくくする」役割も担います。


ドラッグストアのように人の出入りが多い店舗では、抑止力と状況把握の両面で効果を発揮します。

防犯カメラによる抑止効果

防犯カメラが設置されているだけで、「見られている」という意識が働き、万引きや不正行為を思いとどまらせる効果が期待できます。

特に入口や売場の目立つ位置にカメラがあることで、犯行を事前に諦めさせる抑止力として機能し、被害の未然防止につながります。

トラブル発生時の事実確認ができる

会計トラブルや万引きが疑われる場面でも、防犯カメラの映像があれば、感覚や記憶に頼らず事実を確認できます。

スタッフ同士の認識違いや、お客様との行き違いを防ぎ、冷静で客観的な対応を行うための重要な判断材料になります。

スタッフの負担軽減につながる

常に売場全体に目を配る必要がある状況は、スタッフにとって大きな精神的負担になります。

防犯カメラを活用することで、「常に警戒する」状態から解放され、接客や品出しなど、本来の業務に集中しやすい環境を整えることができます。

店舗運営の改善にも活用できる

防犯目的だけでなく、混雑しやすい時間帯や人の動きを把握するための参考資料としても活用できます。

映像をもとに人員配置や売場レイアウトを見直すことで、防犯と業務効率の両立につながる点も大きなメリットです。

ドラッグストアにおける防犯カメラの設置ポイント

防犯カメラは、台数を増やすだけでなく「どこを・どの角度で・どう見せるか」が重要です。


ドラッグストア特有の売場構造や来店動線を踏まえ、死角を減らす配置を意識する必要があります。

レジ・セルフレジ周辺

レジやセルフレジ周辺は、会計トラブルや未精算が最も発生しやすいエリアです。

操作状況と人の動きが同時に確認できる位置にカメラを設置することで、不正の抑止につながります。

また、映像で確認できる体制があることで、スタッフが常に目を光らせる必要がなくなり、接客や案内に集中しやすくなります。

医薬品・化粧品など高単価商品の売場

医薬品や化粧品、健康食品などの高単価商品は、万引きのターゲットになりやすい売場です。

棚全体を見渡せる位置にカメラを設置することで、特定の人物だけでなく売場全体への抑止効果が期待できます。

「この売場は見られている」という意識を自然に与えることで、被害が起こりにくい環境づくりにつながります。

出入口・風除室付近

出入口や風除室は、カゴ抜けや会計前の持ち出しが起こりやすいエリアです。

来店時と退店時の動線を確認できる位置にカメラを設置することで、行動の流れを把握しやすくなります。

防犯ゲートと組み合わせることで、アラーム発生時の状況確認がスムーズになり、対応の正確さも高まります。

バックヤード

バックヤードは外部から見えにくく、トラブルが表面化しにくい場所です。

必要な範囲に限定してカメラを設置することで、内部不正の抑止や作業状況の把握に役立ちます。

管理目的であることを明確にすることで、スタッフの安心感を損なわずに運用できます。

死角対策を意識した配置

ドラッグストアでは、棚の高さや什器、POPによって思わぬ死角が生まれやすくなります。

通路の曲がり角や棚の裏側など、「人の目が届きにくい場所」を意識してカメラを補完的に配置することが重要です。

死角を減らすことで、万引きが起こりやすい場所そのものを作らない環境づくりにつながります。

カメラの高さ・画角の考え方

防犯カメラは、高すぎても低すぎても十分な効果を発揮しません。
人の顔や手元の動きが自然に映る高さ・角度を意識することで、抑止力と記録性のバランスが取れます。

また、広角にしすぎず、必要なエリアをしっかり捉える画角設定が、実用的な防犯対策につながります。

ドラッグストアにおける防犯ゲートの役割

防犯ゲートは、未精算の商品が店外へ持ち出される可能性があるときにアラームで知らせる設備です。


ドラッグストアでは「出口が明確」「商品点数が多い」「混雑時間がある」ため、カメラだけでは拾いきれない場面を補う対策として効果を発揮します。

防犯ゲートの仕組みと得意な場面

防犯ゲートは、商品に付けた防犯タグ(ハードタグやラベル)や、店側で管理するタグ情報がゲートを通過した際に反応し、アラームで異常を知らせます。

特に、会計前の持ち出し(カゴ抜け)や、混雑時の未精算が起こりやすい店舗では、出口での検知という強みが生きます。

また、スタッフが常に出口を見張らなくても気づくきっかけを作れるため、人手が限られる店舗ほど導入効果を感じやすい設備です。

防犯カメラとの違いと、組み合わせる理由

防犯カメラは「抑止・記録・事実確認」が主な役割で、店内の状況を広く把握するのが得意です。

一方、防犯ゲートは「検知して知らせる」設備のため、出口での持ち出しをピンポイントに捉えやすい特徴があります。

この2つを組み合わせることで、ゲートが鳴った際にカメラ映像で状況を確認でき、根拠を持って対応しやすくなります。

導入時に意識したい運用ポイント

防犯ゲートは防犯対策に有効な一方で、タグの解除漏れやレジ運用のばらつきがあると誤作動が起こりやすくなります。

そのため、導入時には「タグの付け方・外し方」「アラーム時の声かけ手順」「確認担当の決め方」など、運用ルールを簡単に整えることが重要です。

お客様対応は疑うのではなく「誤作動かもしれないので確認させてください」という姿勢にすると、トラブルを避けながら防犯効果を維持しやすくなります。

防犯カメラと防犯ゲートを組み合わせるメリット

防犯カメラと防犯ゲートは、それぞれ得意分野が異なるため、併用することで防犯対策の穴を埋めやすくなります。


ドラッグストアでは「抑止→検知→確認→改善」という流れを作れる点が、実務面で大きな強みになります。

抑止と検知を同時に行える

防犯カメラは「見られている」という意識を生み、売場全体に抑止力を広げられます。

一方、防犯ゲートは出口で未精算の持ち出しを検知できるため、混雑時や死角がある店舗でも最後の砦として機能します。

この2つを組み合わせることで、店内での抑止と、出口での検知が連動し、万引きや未精算の発生確率を下げやすくなります。

トラブル発生時の対応がスムーズになる

ゲートが鳴ったとき、カメラ映像で直前の行動を確認できれば、現場対応が感覚頼りになりません。

状況を見た上で声かけができるため、スタッフの心理的負担が軽くなり、お客様との行き違いも起こりにくくなります。

「誤作動かもしれない」という場合でも、映像確認ができることで落ち着いた対応につながります。

被害が起きやすいポイントを可視化できる

カメラ映像とゲート作動の履歴をあわせて見ると、「どの売場」「どの時間帯」「どんな動線で」トラブルが起きやすいかが見えてきます。


これにより、商品配置の見直しや棚の死角対策、混雑時間帯の人員配置など、再発防止の打ち手を具体化しやすくなります。

費用対効果を出しやすい

設備導入はコストがかかりますが、万引き・未精算のロスが継続している店舗ほど、削減効果が数字として表れやすくなります。

さらに、スタッフ対応の時間が減れば、接客や品出しに回せる時間が増え、運用面のメリットも期待できます。

被害額の見える化(棚卸差異、ロスの傾向)とセットで考えると、費用対効果の判断がしやすくなります。

段階導入もしやすい

最初からすべてを導入するのが難しい場合は、段階的に進める方法も現実的です。

まず防犯カメラで「抑止」と「状況把握」を行い、トラブルが多い時間帯や場所が見えてきた段階で、防犯ゲートを追加して出口対策を強化します。


こうすることで、投資を分散しながら、店舗の課題に合わせて対策を最適化しやすくなります。

ドラッグストアの防犯対策は「導入後の運用」が重要

防犯カメラや防犯ゲートは、設置しただけでは十分な効果を発揮しません。
ドラッグストア防犯では、導入時の配慮と設置後の運用まで含めて考えることが重要です。

プライバシーと表示への配慮

防犯カメラ設置時は、防犯目的であることを明示し、お客様や従業員に不要な不安を与えない配慮が欠かせません。

「防犯カメラ作動中」などの表示を適切に行うことで、抑止効果を高めつつ、トラブルの予防にもつながります。

従業員への共有と運用ルールづくり

防犯設備は、現場で使われてこそ意味があります。
アラームが鳴った際の対応方法や、映像確認の手順などを事前に共有しておくことで、現場の混乱を防げます。


個人の判断に任せず、簡単でも共通ルールを持つことが安定した運用につながります。

設置後の見直しと調整も前提にする

売場レイアウトの変更や、セルフレジ増設などにより、防犯上の弱点は変化します。


「設置したら終わり」ではなく、必要に応じてカメラ角度や配置を見直すことで、防犯効果を維持しやすくなります。

スタッフの負担を減らす運用を意識する

防犯対策は、現場の負担を増やすためのものではありません。
設備で補完することで、スタッフが過度に警戒せずに済み、接客や本来業務に集中できる環境づくりにつながります。

まとめ

ドラッグストアは、商品点数の多さや来店客層の幅広さから、万引きや未精算といった防犯トラブルが起こりやすい業態です。

被害が表面化してから対策を検討すると、ロスの拡大だけでなく、スタッフの負担増加や接客品質の低下につながるおそれもあります。

最初からすべてを導入するのではなく、まず防犯カメラで状況を把握し、必要に応じて防犯ゲートを追加するなど、段階的に進める方法も現実的な選択肢です。

店舗ごとの課題や被害状況に合わせて、無理のない形で対策を進めることが、費用対効果を高めるポイントになります。

早めに対策を講じ、安心して買い物ができる環境と、働きやすい店舗づくりの両立を目指すことがドラッグストアの店舗運営において重要と言えるでしょう。

キャトルプランでは、お客様の様々な問題に対して、最適な提案をいたします。
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