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2022.09.01
コラム
タイムトラベル！90年の歴史を持つ防犯カメラの変化について
今回は防犯カメラの歴史と今後の姿についてご紹介します。
現在、防犯カメラ業界では急速なスピードで技術革新が行われています。
今まで導入コストがネックだった防犯カメラは
家電屋さんやホームセンターでも安価に販売されるようになりました。
更にインターネット通販の普及に
より一層身近なものに感じているのではないでしょうか？
ではそうなるに至った歴史について、またどのような技術があるのかを紹介していきます！
・防犯カメラの歴史について
・現在の防犯カメラについて
・多様化する防犯カメラの用途について
・防犯カメラの今後の姿について
・まとめ
防犯カメラの歴史について
世界初の防犯カメラは1933年のイギリスと言われており、
日本では1968年に防犯カメラが普及され始めました。
防犯カメラはテレビ放送などの技術革新（映像・通信技術等）があり、
その技術を活用して制作が進みました。
当時は動画での撮影ではなく、
静止画像を連続して撮影しておりカメラ自体の劣化も早く何度も使うと画像の質が悪くなってしまうという物でした。
その為、防犯カメラは大変高価な物で現在のように手軽に購入出来る物ではありませんでした。
1970年代になると1969年に導入されたATMのキャッシュディスペンサー（自動現金預払機）を
監視する目的で監視カメラの導入が進みましたがカメラの精度は現在より優れてはいませんでした。
録画機能はなく、リアルタイムでしか監視ができないというものでした。
この頃の防犯カメラはファイバースコープレンズも
CCDカメラも普及されておらず防犯カメラというのはとても大掛かりなものだったようですね。
現在の防犯カメラについて
1980年代になると防犯カメラや監視カメラの存在は一般的になり、カラー撮影も可能となりました。
銀行や証券会社の窓口に導入されていた防犯カメラも、商業施設等にも導入されるようになり、
複数のカメラを同時にモニターで監視が出来るシステムも普及し始めました。
1990年代になると空き巣等による被害が増加に伴い、
防犯への意識が高まった事からマンションや自宅でも、防犯カメラの導入が一気に進みました。
IPカメラはカメラ側で映像をデジタル方式にエンコードして
LANケーブルおよびインターネットを通じてネットワークビデオレコーダーに遠隔ストリーミングして
保存する事が出来るという点から小売りチェーン店や企業に向けに発展していきました。
現在では街やお店、戸建住宅等あちらこちらで見掛ける防犯カメラですが、
このようにカメラが一般化となったのはその機能と価格、犯罪抑止力など防犯カメラが持ち合わす力が大きいからと言えます。
また、スマートフォンの普及により遠隔で監視が出来るアプリの開発が進み防犯カメラにも活用出来るようになった事で
一般家庭でもお手頃な値段で購入する事が出来るようになりました。
多様化する防犯カメラの用途について
従来では、【流通・店舗、工場】【鉄道・空港等のインフラ】【建物の外周警備】【オフィスビル、文教】
【イベント監視】【災害・防災】【住宅向け（ホームセキュリティ）】【医療機関】が中心となっていましたが、
防犯カメラの種類の増加、インターネット・スマートフォンの普及により、
その他【ペットの見守り】【高齢者在室安否確認】【登下校見守り】
【医療機関内施設のモニタリング】【IoT機器のリモート】【自動車（ドライブレコーダー等）】【AIによる画像解析】
など多岐にわたるようになりました。
逆に言えば、防犯カメラがそれほどの機能を持つようになったということを意味していますね。
防犯カメラの今後の姿について
防犯目的だけでは費用対効果が低いという印象の防犯カメラですが、
新型コロナウイルスの拡大等で経済が落ち込んでいる今ではカメラとAIを組み合わせ利用し、
様々なデータを取るという企業が増えてきています。
例えば人数カウント機能を利用して店内の顧客数を時間帯ごとに正確に把握することで、
セールタイムの見直しを行う。ヒートマップデータを分析して、店内のレイアウトを変更するなど活用の方法は無限大です。
その他、車のナンバー認証を活用した駐車場料金の事前精算などもその一つと言えます。
今回のまとめ
今回は防犯カメラの歴史と今後の広がりについてご紹介いたしました。
現在では防犯カメラが身近になり種類も豊富で、費用面でも手軽なものとなっております。
さらにはインターネット・スマートフォンの普及により活用方法が増えてきた一方で、
犯罪の方法もまた多様化してきているのも事実です。
これからも防犯カメラは様々な発展が続いていき、より多くの需要が出てくると考えられます。
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